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Oracleでの使用が可能なXMLドキュメントをエクスポートする

次の例では、Oracleで使用できるように、SASデータセットからXMLドキュメントをエクスポートしています。マークアップタイプとしてORACLEを指定すると、XML Engineは、Oracleの標準に固有のタグを生成します。
Oracleに対してエクスポートされるSASデータセットMYFILES.CLASSの内容は次のとおりです。
SASデータセットMYFILES.CLASSの内容
SASデータセットMYFILES.CLASSの内容
次のSASプログラムは、SASデータセットMYFILES.CLASSからXMLドキュメントをエクスポートします。
libname myfiles 'SAS-library'; 1

libname trans xml 'XML-document' xmltype=oracle; 2

data trans.class; 3
   set myfiles.class;
run;
1 最初のLIBNAMEステートメントは、ライブラリ参照名MYFILESを、SASデータセットCLASSが格納されているSASライブラリの物理的な場所に割り当てます。この場合、デフォルトのエンジンとしてV9 Engineが使用されます。
2 2番目のLIBNAMEステートメントは、エンジンとしてXML Engineを指定した上で、ライブラリ参照名TRANSを、エクスポートされたXMLドキュメントが格納されるファイルの物理的な場所(完全なパス名、ファイル名、ファイル拡張子を含むもの)に割り当てます。エンジンオプションとしてXMLTYPE=ORACLEが指定されているため、Oracle 8iのXML実装に相当するタグが生成されます。
3 続くDATAステップでは、SASデータセットMYFILES.CLASSを読み込み、同データセットの内容をORACLE XMLマークアップ形式で指定のXMLドキュメントに出力します。
結果として生成されるXMLドキュメントの内容は次のようになります。
Oracleで使用できるようにMYFILES.CLASSからエクスポートされたXMLドキュメントの内容
<?xml version="1.0" encoding="windows-1252" ?> <ROWSET> <ROW> <Name> Alfred </Name> <Gender> M </Gender> <Age> 14 </Age> <Height> 69 </Height> <Weight> 112.5 </Weight> </ROW> <ROW> <Name> Alice </Name> <Gender> F </Gender> <Age> 13 </Age> <Height> 56.5 </Height> <Weight> 84 </Weight> </ROW> ...<ROW> <Name> William </Name> <Gender> M </Gender> <Age> 15 </Age> <Height> 66.5 </Height> <Weight> 112 </Weight> </ROW> </ROWSET>
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