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PADCOMPRESS=データセットオプション

OUTPUTまたはUPDATEモードで開かれるデータセットの圧縮ブロックに追加するバイト数を指定します。

該当要素: DATAステップおよびPROCステップ
デフォルト: 0
操作: COMPRESS=データセットオプション
IOBLOCKSIZE=データセットオプション
エンジン: SPD Engineのみ

構文

PADCOMPRESS=n

必須引数

n

追加するバイト数です。

詳細

圧縮SPD Engineデータセットはディスク上で複数ブロックの領域を占有します。ブロックのサイズは、データセットの作成時に指定されたIOBLOCKSIZE=データセットオプションから得られます。データセットが更新されると、その更新を保持するために新しいブロックフラグメントの作成が必要になる可能性があります。更新を重ねると新しいフラグメントが作成される可能性があり、その結果、データセットの読み取りに必要なI/O操作の回数が増加します。
データセットへの更新が多いことが予想される状況では、ブロック埋め込みを増加させることによって断片化を最小限に抑えられます。ただし、データセットを更新しない場合は、埋め込みの追加によって領域を無駄に消費する可能性があります。
すべての圧縮ブロックの埋め込みコストと、一部の圧縮ブロックで発生の可能性がある断片化のコストとを比較検討する必要があります。
データセットの作成または更新時にPADCOMPRESS=データセットオプションを指定すると、ブロックをディスクに書き込み直す際、すべてのブロックに領域が追加されます。PADCOMPRESS=設定は、データセットのメタデータでは保持されません。
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