前のページ|次のページ

SAS/IML

SAS/IML 14.2

SAS/IML 14.2は、SAS 9.4M4以降のリリースで稼働するメジャーリリースです。
ここでは、新機能と拡張の一部を説明します。
  • IMLプロシジャの基本データ型は行列です。SAS/IML 14.2より前は、PROC IMLプログラムのすべての記号が行列を表していました。SAS/IML 14.2の新機能は、新しい非行列データ型のテーブルとリストに対するサポートです。
  • RANDGENサブルーチンでは、新しい分布と、多くの既存の分布に対する拡張がサポートされます。
  • SAS/IML 14.2は、そのリリース時に、Rの最新バージョン(3.3.1)と正しくインターフェイスします。Rのより新しいバージョンに対するサポートの最新情報についてはSASテクニカルサポートに問い合わせてください。
  • SAS/IML 14.2には、SUBMITステートメントに対する複数の拡張も実装されています。SUBMITブロック内で実行されるグローバルSASステートメントは、SUBMITブロック後のSAS/IMLプログラムにも影響するようになりました。
詳細については、What’s New in SAS/IML 14.2 (SAS/IML 14.2: User’s Guide)を参照してください。

SAS/IML 14.1

SAS/IML 14.1は、SAS 9.4M3以降のリリースで稼働するメジャーリリースです。
ここでは、新機能と拡張の一部を説明します。
  • Windowsオペレーティングシステムでは、大きな行列(231 – 1以下の要素、または20億を超える要素)がサポートされます。
  • PACKAGEステートメントでは、パッケージのインストールと使用がサポートされます。このパッケージは、ソースコード、データセット、ドキュメント、サンプルプログラムを含むZIPファイルです。パッケージの共有とダウンロードは、support.sas.comのSAS Support CommunitiesのSAS/IML File Exchangeから行えます。
  • 可能な場合は、固有値計算でベンダ提供の数学ライブラリが使用されます。
  • RANDSEEDサブルーチンでは、特定のシードに対して異なる初期化アルゴリズムが使用されます。
詳細については、What’s New in SAS/IML 14.1 (SAS/IML 14.1: User’s Guide)を参照してください。

SAS/IML 13.1

SAS/IML 13.1は、SAS 9.4M1以降のリリースで稼働するメジャーリリースです。
ここでは、新機能と拡張の一部を説明します。
  • SAS/IML言語構文の拡張
    • NEXTキーワードが式をサポートするようになりました。
    • STOPステートメントとABORTステートメントで、SASログに表示されるデフォルトメッセージが採用されるようになりました。
    • RETURNステートメントのかっこがオプションになりました。
  • RANDGENサブルーチンによるTweedie分布の新規サポート
  • 次の新しい統計関数、サブルーチン、モジュールが追加されました。
    • CV関数は、行列の列ごとにサンプルの変動係数を返します。
    • HEATMAPCONTコールは、行列のヒートマップを作成して、その値を連続したカラーランプを使用して視覚化します。
    • HEATMAPDISCコールは、行列のヒートマップを作成して、その値を連続しないカラーランプを使用して視覚化します。
    • KURTOSIS関数は、行列の列ごとにサンプルの尖度を返します。
    • LOGABSDET関数は、行列式の絶対値の対数を返します。
    • LPSOLVEコールは、線形計画問題を解決します。
    • MILPSOLVEコールは、混合整数線形計画問題を解決します。
    • PALETTE関数は、比較的少数の離散値を表示する塗り分け地図やヒートマップなどのグラフィカルな視覚化に適した、連続しないカラーパレットを返します。
    • PARENTNAME関数は、モジュールに渡された行列の名前を返します。
    • SKEWNESS関数は、行列の列ごとにサンプルの歪度を返します。
詳細については、What’s New in SAS/IML 13.1 (SAS/IML 13.1: User’s Guide)を参照してください。

SAS/IML 13.2

SAS/IML 13.2は、SAS 9.4M2以降のリリースで稼働します。
ここでは、新機能と拡張の一部を説明します。
  • 新しい評価版EXECUTEFILEサブルーチンでは、テキストファイルに含まれるSAS/IMLステートメントが実行されます。
  • SAS/IML Support Community内の新しいSAS/IMLile Exchangeは、正式にSAS/IMLに含まれていませんが、SAS/IMLプログラムを共有したり、他のユーザーによって書かれたプログラムをダウンロードしたりできます。SAS/IML関数、タグファイル、およびレートファイルを投稿したり、タグ、コンテンツ、または作成者別にファイルを検索したりできます。
詳細については、What’s New in SAS/IML 13.2 (SAS/IML 13.2: User’s Guide)を参照してください。

SAS/IML 12.3

SAS/IML 12.3はSAS/IMLソフトウェアのメンテナンスリリースであり、SAS 9.4で稼働します。
詳細については、SAS/IMLのソフトウェア製品ページを参照してください。
前のページ|次のページ|ページの先頭へ
最終更新: 2017/07/28