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SAS Environment Manager

SAS Environment Managerについて

SAS Environment Managerは、SAS配置の新しいモニタリングと管理システムです。リソースの自動検出、リモートシステムのモニタリング、個人用ダッシュボードと役割ベースダッシュボード、アラート、視覚化などの機能が実装されています。中間層とSAS Server層の両層のサーバーに対する、Webベースの管理、操作、事前予防型のモニタリングを提供します。SAS Environment Managerには、エンタープライズレベルの操作機能を提供するために、VMwareのHypericテクノロジの一部が組み込まれています。

SAS Environment Manager 2.5

SAS Environment Manager 2.5はSAS 9.4M3上で稼働します。SAS Environment Manager 2.5M1は、2016年11月に出荷され、SAS 9.4M4上で稼働します。
ここでは、このリリースの新機能と拡張の一部を説明します。
  • SASユーザー、サーバー、およびライブラリに対するメタデータ定義を管理するために、SAS Environment Manager Administrationにサポートが追加されました。ユーザー定義の表示、作成、および編集を行えます。サーバーおよびライブラリ定義は表示が可能で、SAS LASRライブラリおよびサーバー、ならびにBase SASライブラリは、作成と編集が可能です。
  • Report CenterのStored Processレポートは、Stored Processプロンプトに置き換えられました。Stored Processを使用すると、選択した基準に基づいてレポートを生成し、レポートパラメータのより大きなカスタマイズに備えることができます。
  • SAS Environment Managementデータマートでは、フェデレーションデータマートがサポートされるようになりました。フェデレーションデータマートを使用すると、複数のSAS配置のデータマートのメトリックデータを収集し、そのデータを単一コレクタ配置にコピーして、収集したメトリックデータを一箇所に表示できます。
  • ログの収集と検出が改善されました。メタデータに保存されたログの場所に頼るのではなく、ETL処理で、SAS配置のディレクトリ構造を調べてログファイルを見つけます。
  • SASグリッドからメトリックデータを収集するためのサポートが追加されました。グリッドおよび個々のグリッドノードに対してメトリックデータが収集され、レポートされます。
  • 新しいSAS Backup Managerは、管理タブで使用可能です。詳細については、新しいバックアップツールを参照してください。
詳細については、What’s New in SAS Environment Manager 2.5 (SAS Environment Manager: User’s Guide)を参照してください。

SAS Environment Manager 2.4

SAS Environment Manager 2.4はSAS 9.4M2上で稼働します。
ここでは、このリリースの新機能と拡張の一部を説明します。
  • SAS Environment Managerサービス管理アーキテクチャでは、SAS Environment Managerのサービス指向アーキテクチャ(SOA)への適合を可能にする機能や能力が提供されます。この機能には、SAS Environment Manager拡張モニタリング、監査、パフォーマンス、および測定(APM) ETL、エージェント収集メトリック(ACM) ETL、ソリューションキットフレームワークがあります。
  • SAS Environment Managerでは、イベントデータのインポートとエクスポートを可能にするサービスが提供されます。
  • 環境スナップショットには、SAS Environment Managerデータベースのシステム情報の総合リストが含まれます。このスナップショットでは、システムに関する有益な情報が提供されます。
  • SAS Environment Manager 2.4には、SASメタデータのユーザー定義の管理を可能にする機能も含まれています。SAS Environment Managerのユーザー管理機能を使用すると、ユーザー、グループ、および役割の作成と管理を行えます。メンバシップ、ログイン、および内部アカウントも管理できます。
詳細については、What’s New in SAS Environment Manager 2.4 (SAS Environment Manager: User’s Guide)を参照してください。

SAS Environment Manager 2.3

SAS 9.4M1では、SAS Environment Managerにフォルダの管理機能、SASメタデータの権限設定の表示と変更の機能が実装されました。
SAS 9.4M2では、SAS Environment Managerに、アクセスコントロールテンプレート(ACT)の作成および更新機能が追加されました。ACTを使用することで、同じIDへの同じ明示的コントロールの追加を複数のオブジェクトで繰り返することが避けられます。オブジェクトにACTを適用すると、ACTのパターン設定がオブジェクトの直接コントロールに追加されます。
詳細については、What’s New in SAS Environment Manager 2.3 (SAS Environment Manager: User’s Guide)を参照してください。
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最終更新: 2017/07/28