SAS/ETS 13.1は、SAS 9.4M1以降のリリースで稼働するメジャーリリースです。
ここでは、新機能と拡張の一部を説明します。
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AUTOREGプロシジャによって、GARCHモデルをパラメータ制約なしで推定できるようになりました。
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COPULAプロシジャは、裾依存性プロットをサポートするようになりました。
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COUNTREGプロシジャは、次の機能をサポートするようになりました。
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STOREステートメントによって、アイテムストアにモデルパラメータ推定値などの統計量を保存できます。
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CLASSステートメントの新しいオプションによって、パラメータ化手法、参照水準、分類変数の並べ替え順序を制御できます。
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SEVERITYプロシジャは、次の機能をサポートするようになりました。
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新しいOUTSCORELIBステートメントは、スコアリング関数を作成します。
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PANELプロシジャは、Blundell and BondのシステムGMM推定量をサポートするようになりました。
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QLIMプロシジャは、次の機能を提供するようになりました。
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Bayes推定を大部分の多変量モデルに使用できます。
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Heckmanの2段階プロシジャによって、選択したサンプルのモデルを離散選択モデルまたは制限従属変数モデルにすることができるようになりました。
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SSMプロシジャは、次の機能をサポートするようになりました。
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より汎用的な状態遷移方程式により、回帰効果の包含が可能です。
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モデル成分の構造分岐を検索できるようになりました。
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UCMプロシジャは、系列と成分の予測の標準誤差を計算するためのブートストラップベースのプロシジャを提供します。
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VARMAXプロシジャは、次の機能をサポートするようになりました。
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最尤法によって推定されるVARMAXとVARMAX-GARCHモデルの大幅なパフォーマンスとスケーラビリティの向上
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BOUND、INITIAL、RESTRICT、TESTステートメントの行列式、演算子、関数
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新しい4形式の単変量のGARCHモデル:指数 GARCH (EGARCH)、累乗 GARCH (PGARCH)、2次 (QGARCH)、しきい値 GARCH (TGARCH)
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新しいSASEFREDインターフェイスによって、FRED Webサイトから(Economic Research Division of the Federal Reserve
Bank of St. Louisがホストするサイト)経済データを取得できます。
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SASECRSPインターフェイスエンジンは、Linux X64 (64-ビット)、Solaris Sun UltraSPARC、Solaris on Intel x86、Windowsをサポートします。
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新しいSASEXFSDインターフェイスエンジンによって、FactSet FASTFetch Webサービスが提供するFactSetデータにアクセスできます。
ここでは、SAS/ETS 13.1の新しいハイパフォーマンス機能とプロシジャの一部を説明します。
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評価版のハイパフォーマンスHPCDMプロシジャは、複合分布モデル(指定された期間で見込まれる合計損失の分布)を推定します。
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COPULAプロシジャのハイパフォーマンス版の新しいHPCOPULAプロシジャでは、コピュラ手法を使用して多変量分布の実現値シミュレーションを行えます。
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PANELプロシジャのハイパフォーマンス版の新しいHPPANELプロシジャは、線形計量経済パネルデータモデルの分類を分析します。
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HPCOUNTREGプロシジャは、BYステートメントをサポートするようになりました。
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HPQLIMプロシジャは、離散選択モデルとBYステートメントをサポートするようになりました。
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HPSEVERITYプロシジャは、次の機能をサポートするようになりました。
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スコアリング関数を作成する、新しいOUTSCORELIBステートメント