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棒-折れ線グラフタスク

棒-折れ線グラフタスクについて

棒-折れ線グラフタスクでは、折れ線グラフが重なった、縦棒グラフを作成します。
このタスクを使用して次のタスクを実行できます。
  • 厳密振幅と相対振幅を表示して比較します。
  • 各部が全体に占める割合を調べます。
  • データの動向とパターンを確認します。

例:都市部と高速道路における走行距離(生産地域別)

たとえば、都市部および高速道路における1ガロン当たりの走行距離を車両の生産地域別に比較する棒-折れ線グラフを作成できます。このタスクにより、都市部および高速道路における1ガロン当たりの走行距離の平均が地域別に計算されます。この棒-折れ線グラフは、都市部および高速道路における1ガロン当たりの走行距離はアジア製の車両が最も長くなる傾向にあることを示しています。
この例を作成するには、次の操作を実行します。
  1. タスクセクションで、グラフフォルダを展開し、棒-折れ線グラフをダブルクリックします。棒-折れ線グラフタスクのユーザーインターフェイスが開きます。
  2. データタブで、SASHELP.CARSデータセットを選択します。
  3. 次の役割に列を割り当てます。
    役割
    列名
    カテゴリ変数
    産地
    バーの応答変数
    MPG_City
    線の応答変数
    MPG_Highway
  4. タスクを実行するには、実行をクリックします。
都市部と高速道路における走行距離(生産地域別)の棒-折れ線グラフ

役割へのデータの割り当て

SQL WHERE句を適用して入力データセットのデータをサブセット化できます。Where stringボックスに、有効なSQL構文を入力します。文字列のオペランドは、一重または二重引用符で囲む必要があります。結果のグラフでこのWHERE句を表示するには、フットノートとして含めるチェックボックスを選択します。
棒-折れ線グラフタスクを実行するには、カテゴリ変数バーの応答変数および線の応答変数役割に列を割り当てる必要があります。
オプション名
説明
役割
カテゴリ変数
オブザベーションを個別のサブセットに分類する変数を指定します。
バーの応答変数
棒グラフの数値応答変数を指定します。
線の応答変数
折れ線グラフの数値応答変数を指定します。
グループ変数
データのグループ化に使用される変数を指定します。
URL 変数
HTMLページ内でプロットの一部を選択したときに表示されるWebページのURLを格納した文字変数を指定します。
統計量
平均
応答変数の平均を計算します。
合計
応答変数の合計を計算します。

オプションの設定

オプション名
説明
タイトルとフットノート
出力にカスタムのタイトルとフットノートを指定できます。このテキストのフォントサイズを指定することもできます。
バーの詳細
バーの色を適用する
棒の色を指定します。
透明度
プロットの透明度を指定します。範囲は0 (完全に不透明)~1 (完全に透明)です。
バーのグラデーションを適用する
各棒に階調度を適用します。
注: このオプションは、SAS 9.4のメンテナンスリリース2以降が稼動している場合にのみ利用できます。
データスキン
塗りつぶしたすべての棒に使用する特殊効果を指定します。
線の詳細
線の色を適用する
線の色を指定します。
線の太さ
線の太さ(ピクセル単位)を指定します。
透明度
プロットの透明度を指定します。範囲は0 (完全に不透明)~1 (完全に透明)です。
実線を使用する
線の実線パターンを指定します。
カテゴリ軸
反転する
目盛り値が逆(降順)に表示されるように指定します。
データの順序で値を表示する
連続していない目盛り値をそれらがデータに出現する順序で配置します。
ラベルを表示する
軸ラベルを表示できます。目的のラベルをカスタムラベルボックスに入力します。
応答軸
ゼロベースラインを使用する
連続していないカテゴリ値からすべての線をオフセットし、カテゴリの中央からすべての棒をオフセットするかどうかを指定します。デフォルトでは、オフセットされません。
同じ尺度を使用する
両方の応答軸に同じ目盛り単位を使用します。
グリッドを表示する
棒グラフの軸の各目盛り位置にグリッド線を作成します。
統計接頭辞を削除する
計算された統計量の名前を軸ラベルから削除します。たとえば、平均を計算する場合、軸ラベルはWeight (Mean)のようになります。
カスタムラベル
棒グラフの応答軸にカスタムラベルを指定できます。棒応答変数の名前がデフォルトラベルとして使用されます。
カスタムラベル
折れ線グラフの応答軸にカスタムラベルを指定できます。折れ線応答変数の名前がデフォルトラベルとして使用されます。
凡例の詳細
凡例の場所
凡例の配置場所(軸エリアの外または内)を指定します。
グラフサイズ
グラフの幅と高さをインチ、cmまたはピクセルで指定できます。
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