数値(詳細)演算子
Abs
入力された値の絶対値を返します。
たとえば、Abs(-3)
は3を返します。
Ceil
入力された値の小数点以下を切り上げます。
たとえば、Ceil(4.2)
は5を返し、Ceil(–4.8)
は-4を返します。
Exp
定数eに、入力された値を乗じます。
たとえば、Exp(5)
は、eの5乗(148.41)を返します。
Floor
入力された値の小数点以下を切り捨てます。
たとえば、Floor(4.8)
は4を返し、Floor(-4.2)
は-5を返します。
Ln
入力された値の自然対数(基数e)を返します。
たとえば、Ln(10)
は、10のe乗根(2.30...)を返します。
Log
最初の値の対数を返します。2番目の値には基数を指定します。
たとえば、64
Log 8
は、基数が8である場合の64の対数(2)を返します。
Mod
最初の値を2番目の値で割った余りが返されます。
たとえば、5
Mod 2
は1を返します。
Power
最初の値に2番目の値を乗します。
たとえば、5
Power 2
は5の2乗(25)を返します。
Root
最初の値のn乗根を返します。2番目の値には、n(累乗根の基数)を指定します。
たとえば、27
Root 3
は27の3乗根(3)を返します。
Round
最初の値を2番目の値に指定された小数点以下の桁数で四捨五入します。2番目の値はドロップダウンリストから選択します。
たとえば、7.354
Round 2
は7.35を返します。
注: 小数点以下の桁数として0を選択すると、値の小数点以下が四捨五入されます。
TreatAs
他の演算子の中で、数値、日付値、日時値を異なるデータの種類として使用できるようにします。次のいずれかを選択します。
値を変換されない生の値として扱います。日付値は01JAN1960からの経過日数になります。日時値は01JAN1960からの経過秒数になります。時間値は午前0時からの経過秒数になります。
たとえば、TreatAs(_Date_,
19600)
は、日付値として30AUG2013を返します。
注: TreatAs演算子は、2つの日時値間の経過時間を計算する場合に便利です。たとえば、(TreatAs(_Number_, '23OCT2013'd)
— TreatAs(_Number_, '15JAN2013'd))
は、1月15日から10月23日までの日数を計算します。結果は281になります。
Trunc
入力された値の小数点以下を切り捨てます。
たとえば、Trunc(8.9)
は8を返し、Trunc(-8.9)
は-8を返します。
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最終更新: 2019/12/17