表示ルールには、レポートオブジェクトを強調表示するためのあらゆる手段が組み込まれています。表示ルールは、柔軟に条件を指定できる構造になっています。数種類の表示ルールが用意されています。表示ルールを使用すると、オブジェクト間で条件を共有できますが、すべての表示ルールをすべての種類のレポートオブジェクトに適用できるわけではありません。
SAS Visual Analytics Designer (デザイナ)は、表示ルール用に次のインターフェイスを提供します。
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右ペインの表示ルールタブでは、キャンバス内で現在選択されているレポートオブジェクトに関する、間隔の生成や追加、またはカラーマップ値の追加が行えます。このペインでは、キャンバスで選択した内容に応じて、レポートレベルの表示ルールまたはオブジェクトレベルの表示ルールを指定できます。
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左ペインの共有ルールタブでは、ゲージの新規の表示ルールを作成できます。このルールは、範囲の間隔と色を指定するために他のゲージで使用されます。既存の共有表示ルールを編集したり削除したりすることもできます。これらの表示ルールは複数のゲージで共有され、随時作成することができます。
ヒント
共有ルールタブはデフォルトでは表示されません。タブを表示するには、最後のタブ名の後にある
をクリックして、
共有ルールを選択します。
リスト表やグラフの場合、現在表示されているレポートオブジェクトに含まれていないメジャーを参照する表示ルールを作成できます。この機能はクロス表では使用できません。
カラーマップ表示ルールについて重要なポイントを次に示します。
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複数のオーバーレイが存在する場合、カラーマップ表示ルールは許可されません。
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レポートオブジェクトのカラーマップ値はカテゴリのデータアイテムにのみ適用できます。
次に示すような、SAS Visual Analytics Explorer (エクスプローラ)からインポートされるレポートオブジェクトや、SAS Visual Analytics
Graph Builder (グラフビルダ)で作成されるレポートオブジェクトは、表示ルールをサポートしません。
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ヒートマップ(エクスプローラからインポートされるもの)
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