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年複利成長率の計算

年間成長率(CAGR)とは、投資およびビジネス関連の用語であり、複数の年の年度末にターゲットの結果値をもたらすような、有効な一定の前年比利益率を意味します。CAGRは、各年の年度末に複利計算されます。たとえば、CAGRを使用して、複数年間における収益や販売ユニット数に関する傾向を比較できます。SAS Visual Analyticsでは、式ビルダを使用して、毎年のCAGRを計算できます。
次の例では、異なる製品タイプ間や異なる地域間での年間販売量の傾向を比較しています。
基本的なデータアイテムは次のとおりです。
sales
通貨出力形式を持つ数値メジャーであり、デフォルトの集計は合計(Sum)です。
ProductType
文字列型のカテゴリデータアイテムです。
RegionName
文字列型のカテゴリデータアイテムです。
TransactionDate
月日年の出力形式(MMDDYYYY)を持つ日付データアイテムです。
複製データアイテムは次のとおりです。
TransactionDateYear
このデータアイテムは、TransactionDateデータアイテムの複製ですが、その出力形式はYearになります。
計算データアイテムは次のとおりです。
BeginningYearNum
Float4.0出力形式で集計が最小値(Minimum)である数値データアイテムです。
BeginningYearNum = Year('31DEC2010'd)
EndingYearNum
Float4.0出力形式で集計が最小値(Minimum)である数値データアイテムです。
EndingYearNum = Year(‘transactionDate’n)
集計メジャーデータアイテムは次のとおりです。
NumYears
このデータアイテムはFloat4.0出力形式を持ちます。
NumYears = Min [_ByGroup_] ('EndingYearNum'n) - Min [_ByGroup_] ('BeginningYearNum'n)
BeginningValue
このデータアイテムは、salesデータアイテムと同じ通貨出力形式を持つように設定する必要があります。
BeginningValue = PeriodWithDate(_Sum_, 'sales'n, 'transactionDate'n, _ByYear_, '31DEC2010'd)
EndingValue
このデータアイテムは、salesデータアイテムと同じ通貨出力形式を持つように設定する必要があります。
EndingValue = Period(_Sum_, 'sales'n, 'transactionDate'n, _ByYear_)
NormalizedRatio
このデータアイテムはFloat12.2出力形式を持ちます。
NormalizedRatio = 'EndingValue'n / 'BeginningValue'n
CAGR
このデータアイテムはPercent出力形式を持ちます。
CAGR = ('NormalizedRatio'n Power ( 1 / 'NumYears'n ) ) – 1
CAGRを使用する場合、TransactionDateYearCAGR、および興味のあるその他のカテゴリ(RegionNameProductTypeなど)をリスト表、クロス表、グラフに追加する必要があります。
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