ディシジョンツリーでは、各オブザベーションに適用された一連のルールに基づいて入力データの階層状のセグメントが作成されます。各ルールにより、1つの予測変数の値に基づいて、セグメントにオブザベーションが割り当てられます。ルールは順次適用され、各セグメント内にセグメントの階層が作成されます。この階層はツリーと呼ばれ、各セグメントはノードと呼ばれます。最初のセグメントには、データセット全体が含まれています。このセグメントは、ルート(根)ノードと呼ばれます。ノードとそのすべての後続ノードは、ブランチ(枝)を形成しています。最後のノードは、リーフ(葉)と呼ばれます。リーフごとに、応答変数に関する決定が行われ、そのリーフ内のすべてのオブザベーションに適用されます。厳密な決定内容は、応答変数によって変わります。
ディシジョンツリーには、尺度応答変数またはカテゴリ応答変数、および少なくとも1つの予測変数が必要です。予測変数には、カテゴリ変数または尺度変数を使用できますが、交互作用項は使用できません。
ノードでは、対話モードに入ることにより、ディシジョンツリーの学習または刈り込みを手動で行うことができます。対話モードでは、応答変数は変更できず、成長率プロパティはロックされ、モデルスコアコードをエクスポートできません。メジャーをカテゴリに変換するなど、予測変数に対する特定の変更は可能です。対話モードで予測変数を変更すると、ディシジョンツリーは対話モードのままですが、同じルールを使用して分岐と刈り込みを再作成しようとします。
対話モードに入るには、Treeウィンドウで、ディシジョンツリーへの変更を開始するか、右ペインの役割タブで対話型モードの使用をクリックします。対話モードを終了するには、役割タブで非対話型モードの使用をクリックします。
注: 対話モードを終了すると、行った変更はすべて失われます。