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RETURNステートメント

DATAステップ内の現在の位置でステートメントの実行を中止し、ステップで事前に定義されている位置に戻ります。

該当要素: DATA ステップ
カテゴリ: 制御
種類: 実行

構文

RETURN;

引数なし

RETURNステートメントは、DATAステップ内の現在の位置でステートメントの実行を中止し、前のDATAステップステートメントに制御を戻します。

詳細

戻る位置は、DATAステップでのステートメントの実行順序によって異なります。
RETURNステートメントは、次のステートメントと組み合わせて使用します。
  • GO TOステートメント
  • FILEステートメントのHEADER=オプション
  • LINKステートメント
DATAステップに明示的なOUTPUTステートメントを使用していない場合や、REMOVEステートメントやREPLACEステートメントがMODIFYステートメントと組み合わせて使用されていない場合、RETURNステートメントを使用してDATAステップの先頭に戻ると、暗示的なOUTPUTステートメントによって現在のオブザベーションが新しいデータセットに書き込まれます。すべてのDATAステップには、最後の実行ステートメントとして暗示的なRETURNステートメントが含まれています。

例: 基本的な使用

この例では、XとYの値が等しい場合、RETURNステートメントを実行してオブザベーションをデータセットに追加します。XとYの値が等しくない場合は、残りのステートメントを実行してからオブザベーションをデータセットに追加します。
data survey;
   input x y;
   if x=y then return;
   put x= y=;
   datalines;
21 25
20 20
7 17
;

関連項目:

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