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Perl Artisticライセンスの遵守

Perl正規表現は、SAS® 9以降でサポートされています。
PRX関数は、正規表現のコンパイルと照合にPerl 5.6.1の修正バージョンを使用します。SASで利用できるよう、Perlはライブラリにコンパイルされています。このライブラリはSAS® 9に付属しています。Perl 5.6.1ファイルのオリジナル版と修正版は、 テクニカルサポートWebサイトからZIPファイルで自由に入手可能です。このZIPファイルはPerl Artisticライセンスの遵守を目的として提供するものであり、PRX関数の使用には必要ありません。修正が加えられているファイルについては、各ファイルの最上部のコメントブロックに、変更内容と変更がいつ行われたかが記載されています。実行形式には、Perl標準でない名前が付けられています。Perlの標準バージョンは、Perlのebサイトから入手できます。
PRX関数から利用できるのはPerl正規表現のみです。Perl言語のその他の部分は利用できません。修正バージョンのPerl正規表現は、次の項目をサポートしません。
  • Perl変数(キャプチャバッファ変数$1 - $nを除きます。これらはサポート対象です)。
  • 正規表現オプションの/cと/g。また、置換の/eオプション。
  • SAS 9.0での正規表現オプションの/o。(SAS 9.1以降ではサポート対象です)。
  • \N{name}構文を使用する名前付き文字。
  • メタ文字の\pP、\PPおよび\X。
  • 正規表現内での、(?{code})、(??{code})および(?p{code})の構文を含むPerlコードの実行。
  • Unicodeパターンマッチング。
  • ?PATTERN?の使用。?は通常の正規表現の開始区切り文字と終了区切り文字として扱われます。
  • メタ文字の\G。
  • パターンと置換テキストの間のPerlコメント。たとえば、s{regexp} # perl comment {replacement}はサポートされません。
  • m/\\\\/を使用したバックスラッシュの一致。バックスラッシュに一致させるにはm/\\/を使用します。
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