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データの管理

統合情報管理プラットフォームの構築

SASは、データ品質、データ統合、データガバナンスとマスタデータ管理ソリューションから成るDataFluxスイートを完全に統合しました。DataFluxブランドをSASに組み込むことで、分析や決定管理をサポートするデータ管理やガバナンスを超えた、より統合された情報管理アプローチをユーザーが構築するのに役立ちます。
DataFlux製品は、いくつかはSASに名前が変更されましたが、それ以外も将来的には変更される予定です。たとえば、DataFlux Federation Serverは現在SAS Federation Serverです。個別にライセンスされるかわりに、DataFlux製品は、他のSAS製品も含むSASソフトウェアオファリングに組み込まれるようになりました。オファリングの変更は、ライセンスの更新に影響する場合があります。

DS2を使用した高度なデータ操作のIn-Databaseの実行

DS2は、高度なデータ操作とアプリケーションに適したSAS独自のプログラミング言語です。DS2はBase SASに含まれており、SAS DATAステップと一緒に使用されます。また、データ型、ANSI SQL型、プログラミング構造要素、ユーザー定義のメソッドとパッケージもより多く含まれています。
SQLによる入力テーブルの事前処理ができるように、DS2のSETステートメントはFedSQL構文をサポートします。ランタイムで生成されるクエリは、DS2とサポートされている任意のデータベース間でデータを対話操作で交換できます。SAS In-Database Code Acceleratorを使用すると、DS2スレッド対応パッケージをデータベースで実行できます。

SAS FedSQLの使用によるリレーショナルデータ管理の最適化

SAS FedSQLは、ANSI SQL:1999コア規格のSAS独自の実装です。これにより、新しいデータ型、他のANSI 1999コア準拠機能、独自の拡張がサポートされます。FedSQLが提供するデータのアクセステクノロジにより、スケーラブルで、スレッド対応、ハイパフォーマンスな方法で、複数データソースにあるリレーショナルデータをアクセス、管理、共有できます。可能な場合、FedSQLクエリは、大規模な操作の問題を解決するためにマルチスレッドアルゴリズムを使用して最適化されます。
SAS FedSQLを使用すると、データソースごとに異なるSQLクエリを実行することなく、複数のデータソースにアクセスできます。同一のFedSQLクエリが複数のデータソースで使用され、結果は1つのテーブルに表示されます。FEDSQLプロシジャを使用すると、Base SASセッションからFedSQL言語ステートメントをサブミットできます。

データアクセスの向上

SAS 9.4では、Oracle、DB2、TeradataへのSAS/ACCESSエンジンが拡張され、READとWRITEのパフォーマンスが向上しました。また、新しいSAS/ACCESSエンジンが複数提供されました。
  • SAS/ACCESS Interface to Amazon Redshift
  • SAS/ACCESS Interface to Hadoop
  • SAS/ACCESS Interface to HAWQ
  • SAS/ACCESS Interface to Impala
  • SAS/ACCESS Interface to the PI System
  • SAS/ACCESS Interface to PostgreSQL
  • SAS/ACCESS Interface to SAP HANA
  • SAS/ACCESS Interface to Vertica
注: SAS/ACCESS Interface to ImpalaとSAS/ACCESS Interface to the PI SystemがSAS 9.4M2に追加されました。SAS/ACCESS Interface to HAWQがSAS 9.4M3に追加されました。
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最終更新: 2017/07/28