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SAS 9.4 Intelligence Platform

SAS Web ServerとSAS Web Application Server

SAS 9.4から中間層ソフトウェアとして含まれるSAS Web ServerはHTTPサーバーとSAS Web Application Serverとして使用されるため、サードパーティ製のWebアプリケーションサーバーは必要ありません。SAS Web Application Serverは、SAS Web Applicationsの実行にエンタープライズレベルの機能を提供する軽量サーバーです。SAS Deployment Toolはこれらのサーバーを自動的に構成できます。ツールによって、垂直クラスタリングと水平クラスタリング、HTTPロードバランシングの構成が簡易化されます。
SAS 9.4M3から、多数の変更が行われた結果、SAS Web Application Serverの起動時間の40%から50%程度の減少が期待できます。

Metadata Serverクラスタリング

SASインフラストラクチャのコアコンポーネントである新しいMetadata Serverクラスタリング機能により、Metadata Serverの冗長性と高可用性が提供されます。サーバーのホストマシンに障害が起こった場合でも、クラスタリングによってサーバーは動作を継続できます。
SAS 9.4M2から、Metadata Serverクラスタリングがz/OS上でサポートされます。以前のSAS 9.4リリースでは、UNIXおよびWindows上でのみサポートされていました。

新しいバックアップツール

新しいDeployment Backup and Recovery Toolは、複数の階層やマシンにまたがるSASコンテンツをバックアップや復元するための統合された方法を提供します。
SAS 9.4M3には、統合されたバックアップをスケジュール、構成、モニタ、実行するための使いやすいインターフェイスである、SAS Backup Managerが含まれます。このインターフェイスには、Deployment Backup and Recovery Toolのバッチコマンドの多くの機能が組み込まれています。SAS Backup Managerは、SAS Environment Managerの管理タブからアクセスできます。

リレーションシップレポートの新しいバッチツール

SAS 9.4M1には、リレーションシップレポート用の新しいバッチツールが追加されました。このツールを使用すると、SASフォルダツリーのコンテンツオブジェクト間のリレーションシップを識別できます。
SAS 9.4M2には、SAS管理コンソールで使用可能なメタデータ分析ツールとメタデータ修復ツールの実行に使用できる新しいバッチコマンドが追加されました。
SAS 9.4M3には、SAS Metadata Bridgesを使用してサードパーティのLineage情報をSAS Relationship Serviceにロードできるようにする新しいバッチコマンドが追加されました。

セキュリティ拡張

SAS 9.4では、次のセキュリティ拡張が行われました。
  • SAS管理コンソールまたはAUTHLIBプロシジャを使用して、SASデータをメタデータにバインドできます。SASからメタデータバインドデータへのすべてのアクセスは、メタデータレイヤのアクセス権限に従います。
  • SAS 9.4M1では、SAS Serverをロックダウン状態にする機能を提供し、プロセスがホスト動作環境で指定リソースにのみアクセスできるようになりました。詳細については、ロックダウン状態を参照してください。
  • SAS 9.4M2では、Linuxシステム上の統合Windows認証でQuest Authentication Servicesを使用する必要はなくなりました。SASでは、サポート対象のオペレーティングシステムに同梱されるライブラリや、ほとんどのサードパーティ認証ソリューションで提供されるライブラリを活用できます。
  • SAS 9.4M3では、次の拡張が提供されます。
    • 中間層の内部アカウントを監査する機能
    • SAS Webアプリケーションへのリンクが許可されたサイトのホワイトリストを指定する機能
    • トランスポートレイヤセキュリティの向上
    • プロキシ認証のWindows Challenge/Response (NTLM)サポート
  • SAS 9.4M4では、次の拡張が提供されます。
    • 拡張されたWebSEALの情報
    • 証明書の管理
    • TLS構成での新しいデフォルト最小暗号化レベル
詳細については、SASとSASアプリケーションについての詳細な監査とレポートを参照してください。

SAS Webアプリケーション用の小さいWARファイル

SAS 9.4M3から、一部のSAS WebアプリケーションにJARファイルが含まれなくなりました。これにより、対応するWARファイルが小さくなります。この機能をサポートするWebアプリケーションでは、WARファイルにファイルのコピーを含めるかわりに、SASHomeディレクトリのセントラルリポジトリから共通JARファイルをロードするようになりました。この変更の結果、構成領域が小さくなっています。

DataFlux統合

SASは、2012年初め、データ品質、データ統合、データガバナンス、マスタデータ管理ソリューションから成るDataFluxスイートを完全に統合しました。SASデータ管理オファリングには、Data Management StudioなどのDataFlux名を持つ製品や他のSAS製品(Base SAS、SAS/ACCESS Interfaces、SAS Metadata Serverなど)が含まれるようになりました。
DataFlux製品ラインがSASオファリングに統合された際、SAS MDM やSAS Federation Serverなどの一部の製品は拡張されて名前が変更されました。他の製品はDataFlux名を維持していますが、拡張とSASへの適応は継続されています。SAS Metadata Serverのサポートは、インクリメンタルにDataFlux Data Management Studioに追加されています。たとえば、DataFlux Data Management Studio 2.5と2.6は、DataFlux Authentication ServerまたはSAS Metadata Serverをユーザー認証に使用できます。
包括的なSAS Data Management Advanced and Standardオファリングなどの新しいSASオファリングで、SAS Enterprise Data Integration Serverなどのオファリングが置き換えられます。これらのオファリングにより顧客が広範なデータ管理製品から選択でき、SAS LASR Analytic ServerやSAS Visual Analytics Administration and ReportingなどのSAS製品を追加できます。

移行と配置の変更

SAS 9.4M1では、SAS Migration Utilityを使用してSAS 9.4に直接移行できないバージョンのSASオファリングを特定する機能が追加されました。移行ユーティリティ分析レポートでは、移行の準備のために更新が必要な製品を特定します。
SAS 9.4M2では、SAS Deployment Wizardにより、ユーザーとワークロードの数に基づいてWebアプリケーションのサイズを指定できます。さらに、SAS Deployment Wizardでは、新しくリリースされたドキュメントのみインストールするオプションも提供されます。
SAS 9.4M3では、複数の機能がSAS Deployment Wizardに追加されました。
  • ウィザードがインストールフェーズ中に中断されて再起動する場合、すでにインストールされていないSAS製品のみインストールします。
  • ウィザードを使用すると、必須のSAS内部アカウント、メタデータベースのサーバーアカウント、SAS Web Infrastructure Data Serverアカウントのパスワードプロンプト数を削減できます。
SAS 9.4M3では、SAS Software Depotsの圧縮と検証のサポートも追加されました。さらに、SAS Migration Utilityも拡張され、移行パッケージ内のパスワードが表示されないように保護します。
SAS 9.4M4では、新しい移行ユーティリティプロパティを使用すると、SAS Content ServerリポジトリのJavaヒープサイズを増やせます。このユーティリティでは、TLS構成のカスタマイズも保持されます。

構成フォルダの処理

SAS 9.4M4から、新しいUSERCONFIGシステムオプションを使用して、ユーザーのホームディレクトリの.sasv9.cfgおよびsasv9.cfg構成ファイルを処理するかどうかを指定できます。

全般的な拡張

  • SAS 9.4では、SAS Mobile BIを使用して、SAS Web Report Studioリレーショナルレポートの一部をモバイルデバイスで表示できます。また、デバイスのホワイトリストやブラックリストを使用することで、モバイルのアクセス許可を管理できます。
  • 2014年10月から、SAS Add-In 7.1 for Microsoft OfficeとSAS Enterprise Guide 7.1の新しい役割と機能が提供されています。
  • SAS 9.4M3とSAS Visual Analytics 7.2リリースから、Visual Analytics Hubは、Visual Analyticsの兄弟となり、SAS Application Infrastructureの直下に配置されています。ソフトウェアアーキテクチャのこの調整は、SAS管理コンソールのプラグインタブに反映されています。

追加情報

詳細については、次の新機能トピックを参照してください。
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最終更新: 2017/07/28