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SAS Enterprise Miner

SAS Enterprise Miner 14.2

SAS Enterprise Minerに、SAS Viya コードノードが含まれるようになりました。SAS Viya コードノードを使用すると、SAS Enterprise Minerを介してSAS ViyaおよびCloud Analytic Services (CAS)コードを直接サブミットできます。SAS Viya コードノードは、SAS コードノードと使用法が似ています。コードエディタウィンドウで独自のSAS ViyaまたはCASコードを書いて、SAS Enterprise MinerでそのコードをSAS ViyaまたはCASサーバーにサブミットします。
SAS Enterprise Miner 14.2の詳細については、SAS Enterprise Minerのソフトウェア製品ページを参照してください。

SAS Enterprise Miner 14.1

SAS Enterprise Miner 14.1は、SAS 9.4M3以降のリリースで稼動します。ここでは、SAS Enterprise Minerコアユーザーインターフェイスの新機能と拡張を説明します。
  • SAS Enterprise Minerでは、PMML 4.2がサポートされるようになりました。
  • 増分応答ノードに含まれる新しいプロパティを使用すると、ノード変数選択を実行する際に、正味情報値スコアと調整済み情報値スコアのどちらを使用するのかを指定できます。
ここでは、SAS Enterprise Minerハイパフォーマンスデータマイニングノードの新機能と拡張を説明します。
  • 新しいHP ベイズネットワークノードが使用可能です。
  • HP 変数選択ノードに、新しいツリーベースの選択法が追加されています。
  • HP クラスタリングノードが拡張され、ABC基準によるクラスタ数の自動選択が可能になりました。
  • HPSVMおよびHPForestノードでは、分析ストアの作成がサポートされるようになりました。分析ストアは、データベース内でのオブザベーションのスコアリングに使用できる、ポータブルフォーマットのモデルです。
  • HPForestノードには、変数選択の実行に使用できる変数の重要度手法も新たに追加されています。
ここでは、SAS Enterprise Minerハイパフォーマンスプロシジャの新機能の一部を説明します。
  • HP4SCOREプロシジャでは、Breiman法およびStrobl法に類似した、変数の重要度手法が提供されます。
  • HPFORESTプロシジャでは、大量の分散データを処理できるようになり、分割変数の選択法が新たに追加されています。
  • HPSVMプロシジャでは、PARTITIONステートメントのTESTオプションおよびSELECTステートメントのVALIDATESETオプションがサポートされるようになりました。

SAS Enterprise Miner 13.2

SAS Enterprise Miner 13.2はメジャーリリースで、SAS 9.4M2以降のリリースで稼働します。
SAS Enterprise Miner 13.2では、グローバルメタデータ変更の指定を可能にするmetadcode.sasファイルが作成されます。また、モデル回帰ノードで、登録するモデルの種類の指定を可能にする新しいマイニング機能プロパティが提供されます。
ここでは、SAS Enterprise Minerハイパフォーマンスデータマイニングノードの新機能と拡張を説明します。
  • HP 回帰ノードでは、多重共線性の検出に使用できる新しい分散拡大要因(VIF)テーブルが生成されます。
  • HP フォレストノードでは、パーティション検証データのサポートが追加されます。
  • SAS Enterprise Miner 13.2では、SAP HANAおよびScalable Performance Data Engine (SPD Engine)のサポートが追加されます。
ここでは、SAS Enterprise Minerハイパフォーマンスプロシジャの新機能の一部を説明します。
  • 新しいHPTSDRプロシジャでは、(転置、トランザクションおよび列方向の形式で)時系列の次元数を削除し、少ない数の次元を使用して類似度やクラスタリングなどのタスクを実行できます。
  • HPCLUSプロシジャでは、名義尺度の入力変数のクラスタリングにkモードアルゴリズムが使用されるようになりました。また、このプロシジャにより、名義変数に対して補完法、名義尺度の入力変数に対してkモードアルゴリズムの類似度の距離メジャーを指定できます。
  • HPFORESTプロシジャでは、各ターゲット変数に対するさまざまな適合度統計量を含むODSテーブルを作成したり、隠れ層ニューロンとターゲット層ニューロンの両方に対して余弦活性化関数を指定したりできるようになりました。
  • HPSVMプロシジャでは、ペナルティ選択に対するクロスバリデーション、IDステートメント、学習出力、ペナルティとそれに対応する適合度統計量を含む新しいODSテーブルがサポートされるようになりました。

SAS Enterprise Miner 13.1

SAS Enterprise Miner 13.1は、SAS 9.4M1以降のリリースで稼働するメジャーリリースです。
ここでは、コアのユーザーインターフェイスでの新機能と拡張の一部を説明します。
  • オープンソースノード。SAS Enterprise MinerプロセスフローダイアグラムにR言語コードを組み込めます。
  • データの保存ノード。SAS Enterprise Minerパスからユーザー定義のパスや定義済みのSASライブラリに学習、検証、テスト、スコアリング、トランザクションのデータを簡単な方法で保存できます。
  • ディシジョンツリーノード。これまでに作成したモデルをインポートし、そのモデルを新しいデータに適用できます。
  • 時系列の次元削減ノード。各時系列から特徴を抽出し、時間の次元を削減します。
  • 時系列相関ノード。相関分析や相互相関分析の実行をサポートします。時系列データの多数の自己相関と相互相関統計量を計算します。
  • 時系列分解ノード。時系列の季節分解を実行できます。
ここでは、SAS Enterprise Minerハイパフォーマンスデータマイニングノードの新機能と拡張の一部を説明します。
  • HP クラスターノード。ハイパフォーマンスHPCLUSTERプロシジャを使用して、分散コンピューティング環境でk-meansクラスター分析を実行します。
  • HP フォレストノード。変数選択法(間隔尺度のターゲット変数にはOOB (Out-of-Bag)平均誤差、分類尺度のターゲット変数にはOOBマージン減少)を選択できます。
  • HP GLMノード。ハイパフォーマンスHPGENSELECTプロシジャを使用して、分散コンピューティング環境で一般化線形モデルを当てはめます。
  • HP ニューラルノード。ユーザー定義のアーキテクチャを提供します。
  • HP 主成分分析ノード。ハイパフォーマンスHPPRINCOMPプロシジャを使用して、主成分分析を実行します。
  • HP サポートベクターマシンノード。新しく開発されたハイパフォーマンスHPSVMプロシジャを二値分類問題に使用します。
  • HP ツリーノード。間隔尺度のターゲット変数を含むモデルのサポートを追加します。
ここでは、SAS Enterprise Minerハイパフォーマンスプロシジャの新機能と拡張の一部を説明します。
  • 新しいHPBNETプロシジャでは、入力データセットからBayesian Networkを学習し、教師ありデータマイニングで予測モデルを作成します。
  • 新しいHPCLUSプロシジャを使用して、分散データの読み取りと書き込み、クラスタリングとスコアリングの並列実行ができます。
  • 新しいHPSVMプロシジャは、サポートベクターマシン(SVM)アルゴリズムを複数のスレッドで実行します。
  • HPFORESTプロシジャが提供する拡張により、学習アルゴリズムによる複数の同時スレッドの使用、剪定や早期停止に使用するデータの抽出、スコアリングされたデータのオブザベーションIDの生成が可能です。
  • HPNEURALプロシジャでは、深層学習をサポートするための任意の数の隠れ層の使用、カウントデータのモデリングをサポートするためのPOISSONとGAMMA誤差関数と出力層の指数活性化関数の指定、隠れ層と出力層の活性化関数の指定ができるようになりました。

SAS Enterprise Miner 12.3

SAS Enterprise Miner 12.3は、SAS9.4で稼動する新しいリリースです。このメジャーリリースでは、データマイニングエクスペリエンスを拡張するために、新しいツールと、既存ツールに対する重要な更新が含まれています。スケーラビリティの向上では、既存のパーソナルSASワークステーションまたはSAS Serverで使用される、複合データに対するハイパフォーマンスデータマイニングノードの学習機能に重点が置かれています。
主要なデータマイニングツールに対する主な更新を次に示します。
  • 相互接続されたリンクエンティティのネットワークとして表示された変換データのリンク分析
  • ディシジョンツリーノードの更新
データマイニングアプリケーションの拡張機能を次に示します。
  • 生存データマイニングノードでの時間依存共変量のサポート。ユーザーは左側切り捨て日付と打ち切り日付も設定できます。
  • 増分応答ノードの処理水準選択。
  • SAS Credit Scoring for SAS Enterprise Minerの対話型グルーピングノードに対する、デフォルト時損失を含む間隔尺度のターゲット変数のサポート。
既存のSAS Enterprise Minerデスクトップまたはサーバーでのスレッド並列処理にすべてのハイパフォーマンスデータマイニングノードが使用できるようになりました(追加ライセンス料金なし)。ハイパフォーマンスのk-meansクラスター分析ノードとディシジョンツリーノードがSAS High-Performance Data Miningに追加されました。
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最終更新: 2017/07/28