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箱ひげ図タスク

箱ひげ図タスクについて

箱ひげ図タスクでは、間隔として測定される数値を表す、単一の箱ひげ図を作成します。分析変数の値を分類するように選択した場合は、複数の箱ひげ図が作成されます。

例:自動車の1ガロン当たりの走行距離(都市部)を比較する箱ひげ図

この例では、自動車の生産地域(アジア、ヨーロッパおよび米国)別の1ガロン当たりの走行距離(都市部)を比較する3つの箱ひげ図を作成します。
この例を作成するには、次の操作を実行します。
  1. タスクセクションで、グラフフォルダを展開し、箱ひげ図をダブルクリックします。箱ひげ図タスクのユーザーインターフェイスが開きます。
  2. データタブで、SASHELP.CARSデータセットを選択します。
  3. 次の役割に列を割り当てます。
    役割
    列名
    分析変数
    MPG_City
    カテゴリ変数
    産地
  4. タスクを実行するには、実行をクリックします。
その結果作成される箱ひげ図を次に示します。
SAS Studioで作成される箱ひげ図の例

役割へのデータの割り当て

SQL WHERE句を適用して入力データセットのデータをサブセット化できます。Where stringボックスに、有効なSQL構文を入力します。文字列のオペランドは、一重または二重引用符で囲む必要があります。結果のグラフでこのWHERE句を表示するには、フットノートとして含めるチェックボックスを選択します。
箱ひげ図タスクを実行するには、分析変数役割に列を割り当てる必要があります。縦箱ひげ図または横箱ひげ図のいずれかを作成できます。
役割
説明
分析変数
プロットの分析変数を指定します。
カテゴリ変数
カテゴリ変数の固有値ごとに箱ひげ図を作成します。
グループ変数
データのグループ化に使用される変数を指定します。
BY 変数
BYグループごとに個別のグラフを作成します。

オプションの設定

オプション名
説明
タイトルとフットノート
出力にカスタムのタイトルとフットノートを指定できます。このテキストのフォントサイズを指定することもできます。
箱の詳細
箱の幅
各箱の幅を指定します。0.0 (使用可能な幅の0%)~1.0 (使用可能な幅の100%)の間の値を指定します。
塗りつぶし
箱を色で塗りつぶすかどうかを指定します。デフォルトの色は白です。
データスキン
プロットに使用する特殊効果を指定します。データスキンは塗りつぶしたすべての箱に反映されます。塗りつぶし領域にデータスキンが与える効果は、スキンタイプ、グラフスタイル、およびスキンが適用された要素の色によって異なります。多くの場合、明るい色で塗りつぶされた中~大の大きさの領域にスキンを使用すると、最も効果があります。
透明度
プロットの透明度を指定します。デフォルト値は、0です。ただし、有効な値の範囲は0 (完全に不透明)~1 (完全に透明)です。
キャップの形状の設定
ひげの上限線を表示するかどうかを指定します。このオプションを選択した場合は、ひげの上限線の形を選択できます。有効な値は次のとおりです。
  • Bracket括弧付きの直線を表示します。
  • Line直線を表示します。
  • Serif短い直線を表示します。
刻み目
箱にノッチを付けるかどうかを指定します。ノッチの終端は、次の計算で求められた場所に配置されます。m e d i eh n plus minus , 1.58 , open . fraction i q r , over square root of n end fraction . close. 別の形式を利用するにはイメージをクリックします。
グループレイアウト
グループ順序
グループ内での箱の順序を指定します。グループは、昇順、降順、またはデータ内での出現順に表示できます。
カテゴリ軸
反転する
目盛り値が逆(降順)に表示されるように指定します。
データの順序で値を表示する
連続していない目盛り値をそれらがデータに出現する順序で配置します。
ラベルを表示する
軸ラベルを表示できます。目的のラベルをカスタムラベルボックスに入力します。
カテゴリ軸
グリッドを表示する
軸の各目盛り位置にグリッド線を作成します。
ラベルを表示する
分析軸のラベルを表示するかどうかを指定します。デフォルトでは、変数の名前が軸ラベルとして使用されます。ただし、カスタムラベルを作成できます。
凡例の詳細
凡例の場所
凡例の配置場所(軸エリアの外または内)を指定します。
グラフサイズ
グラフの幅と高さをインチ、cmまたはピクセルで指定できます。
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