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棒グラフタスク

棒グラフタスクについて

棒グラフタスクでは、グラフ変数のさまざまな値間で数値や統計量を比較する横棒グラフまたは縦棒グラフを作成します。棒グラフは、高さの異なる棒を表示することでデータの相対振幅を示すものです。各棒はデータのカテゴリを表します。

例:各製品ラインの平均売上を示す棒グラフ

たとえば、SASHELP.PRICEDATAデータセットの各製品ラインの売上総額を比較する棒グラフを作成できます。デフォルトでは、製品ラインごとに応答変数の平均が計算されます。この棒グラフは、製品ライン2の平均製品売上が最も高いことを示しています。
この例を作成するには、次の操作を実行します。
  1. タスクセクションで、グラフフォルダを展開し、棒グラフをダブルクリックします。棒グラフタスクのユーザーインターフェイスが開きます。
  2. データタブで、SASHELP.PRICEDATAデータセットを選択します。
  3. 次の役割に列を割り当てます。
    役割
    列名
    カテゴリ変数
    製品ライン
    応答変数
    売上
  4. タスクを実行するには、実行をクリックします。
結果は次のようになります。
各製品ラインの売上を示す棒グラフ

役割へのデータの割り当て

SQL WHERE句を適用して入力データセットのデータをサブセット化できます。Where stringボックスに、有効なSQL構文を入力します。文字列のオペランドは、一重または二重引用符で囲む必要があります。結果のグラフでこのWHERE句を表示するには、フットノートとして含めるチェックボックスを選択します。
棒グラフタスクを実行するには、カテゴリ変数役割に列を割り当てる必要があります。
オプション名
説明
役割
カテゴリ変数
オブザベーションを個別のサブセットに分類する変数を指定します。
応答変数
プロットの数値応答変数を指定します。
グループ変数
データのグループ化に使用される変数を指定します。
URL 変数
HTMLページ内でプロットの一部を選択したときに表示されるWebページのURLを格納した文字変数を指定します。
BY 変数
BYグループごとに個別のグラフを作成します。
方向
縦棒グラフまたは横棒グラフのいずれかを作成できます。
グループレイアウト
クラスター
単一のカテゴリ棒の代わりに、グループ値を隣接する個別の棒として表示します。グループ値の各セットの中心は、カテゴリの中央の目盛りに合わせられます。
積み上げ
クラスタリングを使用せずにグループ値を重ね合わせます。各グループは、現在のスタイルのGraphData1...GraphDatanスタイル要素に基づく一意の視覚属性で表されます。
統計量
注: 次の場合は、統計量のオプションを使用できません。
  • 列を応答変数役割に割り当てなかった場合。応答変数を割り当てない場合、デフォルトの統計量は度数です。
  • グループレイアウトに積み上げを選択した場合。この場合、デフォルトの統計量は合計です。
平均
応答変数の平均を計算します。
合計
応答変数の合計を計算します。
限界
限界
表示する限界線を指定します。限界は各棒から伸びる太い線分として表示され、末尾にセリフが付いています。限界線は、Mean統計量を選択した場合にのみ表示されます。
限界統計量
限界線の統計量を指定します。
限界乗数
限界線の標準単位数を指定します。デフォルトでは、この値は1です。

オプションの設定

オプション名
説明
タイトルとフットノート
出力にカスタムのタイトルとフットノートを指定できます。このテキストのフォントサイズを指定することもできます。
バーの詳細
バーの色を適用する
グループ変数役割に列を割り当てない場合に棒の色を指定します。
透明度
プロットの透明度を指定します。範囲は0 (完全に不透明)~1 (完全に透明)です。
バーのグラデーションを適用する
各棒に階調度を適用します。
注: このオプションは、SAS 9.4のメンテナンスリリース2以降が稼動している場合にのみ利用できます。
データスキン
塗りつぶしたすべての棒に使用する特殊効果を指定します。
バーのラベル
バーのラベルまたは統計量を表示する
計算された応答の値をデータラベルとして表示します。
カテゴリ軸
反転する
目盛り値が逆(降順)に表示されるように指定します。
データの順序で値を表示する
連続していない目盛り値をそれらがデータに出現する順序で配置します。
ラベルを表示する
軸ラベルを表示できます。目的のラベルをカスタムラベルボックスに入力します。
応答軸
グリッドを表示する
軸の各目盛り位置にグリッド線を作成します。
統計接頭辞を削除する
計算された統計量の名前を軸ラベルから削除します。たとえば、平均を計算する場合、軸ラベルはWeight (Mean)のようになります。
ラベルを表示する
応答軸のラベルを表示するかどうかを指定します。デフォルトでは、変数の名前が軸ラベルとして使用されます。ただし、カスタムラベルを作成できます。
凡例の詳細
凡例の場所
凡例の配置場所(軸エリアの外または内)を指定します。
グラフサイズ
グラフの幅と高さをインチ、cmまたはピクセルで指定できます。
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