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ハイパフォーマンス相関分析タスク

ハイパフォーマンス相関分析タスクについて

相関とは、数値変数間の関係を表すための統計学的手法です。関係は、変数の相関係数を計算することによって表されます。ハイパフォーマンス相関分析タスクは、変数間の関連性を調べるためのPearson統計量を計算します。相関の範囲は-1~1です。
注: このタスクは、SAS 9.4以降を実行している場合にのみ使用できます。

例: Weight、Oxygen、Run Timeの間の相関

この例を作成するには、次の操作を実行します。
  1. Work.Fitnessデータセットを作成します。詳細については、FITNESSデータセットを参照してください。
  2. タスクセクションで、ハイパフォーマンス統計量フォルダを展開し、相関分析をダブルクリックします。ハイパフォーマンス相関分析タスクのユーザーインターフェイスが開きます。
  3. データタブで、WORK.FITNESSデータセットを選択します。
  4. 分析変数役割にWeightOxygenおよびRunTime列を割り当てます。
  5. タスクを実行するには、実行をクリックします。
結果は次のようになります。
パフォーマンス情報とPearson相関係数

役割へのデータの割り当て

ハイパフォーマンス相関分析タスクを実行するには、分析変数役割に2つの列を割り当てる必要があります。
役割
説明
役割
分析変数
相関係数の計算対象として使用する列を指定します。
追加役割
度数カウント
オブザベーションの度数を表す数値列を指定します。
重み
Pearsonの重み付き積率相関の計算に使用する重みを指定します。

オプションの設定

オプション名
説明
手法
欠損値
欠損値を計算に含めるかどうかを指定します。
  • すべての選択済み変数に非欠損値を使用するオプションを選択した場合、値が欠損しているオブザベーションはすべて分析から除外されます。
  • 変数ペアに非欠損値を使用するオプションを選択した場合、両方の値が非欠損値である限り、オブザベーションのデータは2つの変数間の相関に寄与します。そのため、分析変数の相関は、異なる数のオブザベーションに基づいて計算される場合があります。
統計量
結果にタスクによって自動的に作成される統計のみを含めるか、選択した統計を含めるか、統計を一切含めないかを指定できます。デフォルトでは、相関テーブルのみが結果に表示されます。
結果に次の統計量を含めることができます。
  • 相関
  • 共分散
  • 平方和と積和
  • 修正平方和と積和
  • 記述統計量
p 値を表示する
相関係数ごとに観測係数より大きな値が観測される確率を表示するかどうかを指定します。
相関を降順に並べ替える (絶対値)
各変数の相関係数を並べ替えて表示します。相関を絶対値の降順で並べ替えます。

出力データセットの作成

結果を出力データセットに保存するかどうかを指定できます。デフォルトでは、相関は出力データセットに含まれています。さらに、共分散、平方和と積和、修正平方和と積和を含めることもできます。
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