次のタスクを実行するには、SAS Studio出力環境をカスタマイズする必要があります。
SAS Studio出力環境をカスタマイズするには、システムリソースを節約するため、最初にデフォルトの出力環境を無効にします。次に、独自の出力環境を確立し、その後、出力を生成するために必要なSASステートメントを実行します。必要とする環境を定義するには、SASプログラムでODSステートメント、ODSプロシジャ、またはODSオプションを使用します。
SASプログラムがSAS Studioでカスタマイズされた出力環境を必要とする場合、最善の手段として、プログラムで常に次の手順を実行する必要があります。
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ODS出力用のファイルの参照を作成します。ホームディレクトリを参照するために、SAS Studioで定義されている&_SASWS_マクロ変数を使用することができます。次のステートメントに例を示します。
filename odsout "&_SASWS_/charts";
別のディレクトリに画像ファイルを保存する場合は、画像ファイル用に2つ目のファイルの参照を作成します。次のステートメントに例を示します。
filename ods1out "&_SASWS_/charts/images";
注: 指定するディレクトリが存在している必要があり、ディレクトリへの書き込みアクセス権を持っている必要があります。
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システムリソースを節約するには、次のステートメントを使用して、デフォルトの出力環境を無効にします。
ods _all_ close;
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必要なODS宛先を開きます。ODS出力用に作成したファイルの参照を指定するには、PATH=オプションを使用します。画像ファイル用に別のファイル参照を作成した場合、画像出力ファイル参照を指定するGPATH=オプションを使用します。以下は一例です。
ods html path=odsout gpath=ods1out file="saleschart.html";
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出力を生成するために必要なSASステートメントを実行します。
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デフォルトのSASスタジオ出力環境を無効にすると、結果はプログラムの期間中結果タブに表示されなくなります。結果は、開いたODS宛先によってのみ生成されます。