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SAS Studioを使用した自動プログラミング

SASプログラマとしての経験が浅いまたは既存のプログラムを使用したい場合は、SAS Studioの支援機能を利用できます。テーブルビューアでテーブルを開き、表示する列を選択し、データのフィルタと並べ替えを行うことができます。SAS Studioでは、テーブルを表示するために必要なすべてのコードがバックグラウンドで作成され、ユーザーはそのコードを使用できます。
ライブラリセクションで、CLASSテーブルをダブルクリックしてテーブルビューアで開きます。
CLASSテーブルが開かれたテーブルビューア
テーブルビューアのエリアでは、デフォルトですべての列が選択されます。Weight列をクリアし、この列がテーブルビューアから即座に削除されることを確認します。
CLASSテーブルのWeight列の削除を示すテーブルビューア
次に、フィルタを追加し、データを並べ替えることができます。Age列ヘッダーを右クリックし、フィルタの追加を選択します。列値のリストで、Ctrlキーを押しながら3つの値11、12、13を選択します。
年齢として11、12および13を選択したフィルタの追加ウィンドウで
フィルタをクリックします。テーブルビューアが更新され、年齢が11、12および13の行のみが表示されるようになります。
注: フィルタ基準はテーブルビューアの上部に表示されます。テーブル行にフィルタを適用するボタンをクリックしてフィルタを編集したり、フィルタのクリアボタンをクリックしてフィルタを削除したりできます。
CLASSテーブルがフィルタ処理されたテーブルビューア
最後に、Height列ヘッダーを右クリックし、昇順で並べ替えを選択します。テーブルは、Height列の値が小さいものから大きいものへ並べ替えられます。
CLASSテーブルが並べ替えられたテーブルビューア
オプションを選択し、希望どおりにテーブルをカスタマイズしていくだけで、SASコードが自動的に生成され、そのコードをそのまま使用することができます。コードを表示するには、ツールバーの現在のテーブルを作成したクエリの表示ボタンをクリックします。テーブルビューアでテーブルのビューを作成する際に使用されたコードが新しいプログラムウィンドウに表示されます。
テーブルビューアでテーブルの作成に使用されたクエリを示すプログラムウィンドウ
このプログラムは、SAS Studioによって作成されたコードのコピーであり、テーブルビューアとの関連付けは解除されています。このプログラムを編集しても、テーブルビューアに表示されているデータには影響せず、テーブルビューアを変更しても、このコードの内容には影響しません。このコードを編集したり、別のプログラムのベースとして使用したりすることができます。
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