SAS Studioは、SASプログラムをできるだけ迅速かつ正確に作成できるように設計されています。ナビゲーションペインのライブラリセクションからは、すべてのライブラリとその中のテーブルにアクセスできます。テーブルの列の名前を確認する場合は、テーブルを展開し、すべての列を表示します。プログラムの作成時にライブラリセクション内の項目をプログラムにドラッグすることで、時間を節約できます。ドラッグした項目のコードが自動的にプログラムに追加されます。
この仕組みを確認するために、最初に使用した元のプログラムに戻ってみましょう。
proc print data=sashelp.class;
run;
次に、プログラムにVARステートメントを追加して、結果に含める変数(つまり列)を指定します。コードの先頭行の後に、次のコード行を新たに追加します。
var
プログラムは次のようになります。
proc print data=sashelp.class;
var
run;
この後、ライブラリセクションを使用してVARステートメントを完成させることができます。ナビゲーションペインのライブラリセクションをクリックし、SASHELPライブラリを展開します。CLASSテーブルを探し、展開して列を表示します。
Ctrlキーを押しながらName、AgeおよびHeight列を選択し、それらをプログラムのVARステートメントの末尾にドラッグします。緑のチェックマークアイコンは、選択した列をドロップできる場所を示しています。
選択した列をドロップすると、その列名が自動的にプログラムに追加されます。SASプログラミング言語では、各ステートメントの末尾にセミコロンが必要です。プログラムの実行時に別のエラーが発生しないように、VARステートメントの末尾にセミコロンを追加してください。
ライブラリセクションを使用すると、テーブルの列の名前を簡単に確認できるだけでなく、テーブル名および列名を入力する代わりにプログラムにドラッグできるため時間の節約になります。