前のページ|次のページ

例: ジャンクションテーブルとの結合

デフォルトでは、データビルダは、ユーザーがワークスペース内にドロップした最初のテーブルをファクトテーブルとして見なします。データクエリにテーブルを追加すると、データビルダはそのテーブルを、ファクトテーブルである最初のテーブルと結合するよう試みます。このアプローチは、単純なファクトテーブルとディメンションテーブルを配置する場合にはうまく機能します。ただし、多くのケースでは、追加テーブルをジャンクションテーブルに結合する必要があります。ジャンクションテーブルは、ブリッジテーブルまたはリンクテーブルとも呼ばれます。
次の図では、BridgeテーブルとAccounts_DimテーブルをFactテーブルに結合しています。Accounts_Dimテーブルは、Account_Key列で結合を持ちます。Bridgeテーブルは、対応する複合キー(2つの行で表される)で結合されます。この複合キーは、 Transaction_Key列とSegment_ID列から構成されます。
ジャンクションテーブルの図
Entity_Dimテーブルから取引高と取引の種類を取り出すには、同テーブルは、ワークスペースに追加された最初のテーブル(ファクトテーブル)ではなく、Bridgeテーブルを使用する結合を持つ必要があります。
ジャンクションテーブルへの結合を作成するには、次の操作を行います。
  1. まず、ファクトテーブルをデータクエリに追加します。
  2. ディメンションテーブル(Accounts_Dimテーブルなど)やジャンクションテーブルを追加します。データビルダはこれらのテーブルを自動的に結合します。
    次の点に関して結合を確認します。
    1. 正しい列が使用されていること。
    2. 必要ならば結合の種類を変更すること(たとえば、内部結合から左結合への変更など)。
  3. ジャンクションテーブルを使用するテーブル(Entity_Dimテーブルなど)を追加します。最初に、データビルダは、これらのテーブルをファクトテーブルに結合しようと試みます。
    次の点に関して結合を修正します。
    1. ファクトテーブルへの自動結合を選択した後、右クリックして結合条件の削除を選択します。
    2. ポインタを使用して、ジャンクションテーブル内のキーをディメンションテーブルに接続します。
    3. 必要ならば結合の種類を変更します。
前のページ|次のページ|ページの先頭へ
最終更新: 2019/12/12