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In-Memoryテーブルの追加

In-Memoryテーブルの追加で行われる処理

データビルダは、増分データを単一テーブルに追加するための非常に快適な方法を提供します。たとえば、売り上げデータをスケジュールに従って毎日メモリ上にロードする場合、累積売り上げデータを含んでいる独立したテーブルに、大量の日次テーブルを追加する必要があります。
比較のために、In-Memoryテーブルにデータクエリを追加するようなデータクエリを作成する場合を考えてみましょう。テーブル全体を追加する理由の1つとして、各テーブルに個別にアクセスできることが挙げられます。

In-Memoryテーブルの追加

In-Memoryテーブルを追加するには、次の操作を行います。
  1. LASR次にテーブルの追加を選択します。
  2. データを追加したいテーブルを利用可能なテーブルリストから選択し、ベーステーブルに移動をクリックして、選択したテーブルをベーステーブルフィールドに追加します。
    使用したいテーブルがリストにない場合、ソーステーブルライブラリを選択をクリックして、別のソースライブラリを表示します。ソーステーブルライブラリを選択をクリックするとテーブルがライブラリに追加されますが、リストは自動的に更新されないため、新しいテーブルは同リストには表示されません。新しく追加されたテーブルを表示するには、同じライブラリを再度選択し、その内容を更新します。
  3. テーブルをソーステーブルリストに追加します。これらのテーブルは、ベーステーブルに追加するための行を含んでいるテーブルです。
  4. (オプション)ベーステーブルに追加した後ソーステーブルをアンロードするチェックボックスをオンにすると、追加の完了後に、ソーステーブルがメモリからドロップされます。
    ソーステーブルに個別にアクセスしたくない場合にのみ、このオプションを選択します。
  5. 保存ボタンをクリックし、名前と場所を指定します。
  6. 実行ボタンをクリックし、ソーステーブルを追加します。
注: 管理者がベーステーブルを再ロードすると、前にテーブルに追加されたデータは保存されません。ベーステーブルは元のコンテンツとサイズに戻ります。
注: 追加に失敗してファイルが読み取り専用であるというエラーメッセージが表示された場合、管理者がテーブルにfullcopyto=オプションを指定していることを示している場合があります。このオプションを含むテーブルに追加することはできません。詳細については、管理者にお問い合わせください。

テーブルの使用に関する注意点

ベーステーブルとソーステーブル

ソーステーブルに関する注意点を次に示します。
  • ソーステーブルとベーステーブルは、どちらもIn-Memoryテーブルで、同じライブラリ内になければなりません。
  • ソーステーブルは、LASRスタースキーマのビューになります。一方、ベーステーブルは表示できません。
  • 長さの異なる文字型の列を含んでいるテーブルを追加する場合、ベーステーブルにおける列の長さが優先されます。たとえば、ベーステーブル内の列の長さが15文字で、ソーステーブル内の列の長さが20文字である場合、ソーステーブルの列に含まれているデータは15文字に切り詰められます。
  • ベーステーブルが分割されている場合、ソーステーブルも同じ変数で分割する必要があります。
  • ソーステーブルにはない列がベーステーブルにある場合、ソーステーブルの行は、その存在しない列に関して欠損値を受け取ります。
  • ベーステーブルにはない列がソーステーブルにある場合、その列はドロップされ、ベーステーブルには追加されません。ベーステーブルは常に同じ数の列を維持します。
  • ソーステーブル内の列の順序が、ベーステーブル内の列の順序と一致している必要はありません。
  • データビルダでは、同じソーステーブルを複数回追加することが禁じられていません。ソーステーブルのリストをチェックして、同じソーステーブルを誤って何度も追加していないことを確認してください。

メモリの節約

ソーステーブルを追加すると、追加行を収容するためにベーステーブルのサイズが増加します。この結果、SAS LASR Analytic Server上のメモリが消費されます。
ソーステーブルの追加後に同ソーステーブルにアクセスする必要がない場合、ベーステーブルに追加した後ソーステーブルをアンロードするチェックボックスをオンにするとよいでしょう。これによりメモリを節約できますが、追加を再度実行する場合には、同ソーステーブルが再度メモリにロードされていることを確認する必要があります。
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最終更新: 2019/12/12