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コードの手動編集に関する注意点

コードを手動で編集する場合

SAS Visual Data Builderのコード生成機能を使用すると、数回クリックするだけで多くのSASステートメントを生成できます。必要に応じて、デザインタブを使用することで、生成されたコードをカスタマイズする前に、テーブルの入力、結合の実施、データのフィルタリングが行えます。
コードのロックを解除する前に、次の手順を実行する必要があります。
  1. 出力タブで、テーブル名、場所、およびライブラリを含む、出力テーブルの情報を指定します。テーブル名を指定しない場合、またはテーブル名がすでに使用されている場合、データクエリを保存できません。
  2. (オプション)必要に応じて、次のオプション設定を指定します。
    • プロパティタブで、固有値を選択すると、生成されたPROC SQLステートメントにDISTINCTキーワードを含めるかどうかが決定されます。コードのロック解除後は、固有値を選択してキーワードを含めることはできません。
    • プロパティタブで、データを追加を選択すると、出力テーブルにデータを追加するために、生成されたSASステートメントを使用できます。
    • 出力タブで、ステージングテーブルの使用を選択して、ステージングテーブルのライブラリを指定します。
  3. 保存ボタンをクリックしてデータクエリを保存します。データクエリを保存すると、対応するテーブルのメタデータが登録されます。コードのロックを解除する前にクエリを保存していなかった場合は、クエリの実行時に空の列を受け取ります。

テーブルと列のメタデータ

コードのロックを解除して保存した後、出力テーブル内の列はメタデータから削除されます。これはデータビルダがデザインタブ上で選択された列を使用して列のメタデータを作成するためであり、これらの列はコードタブ上でビューのロックを解除した後は選択できなくなります。
ロックを解除されたデータクエリを実行すると、列のメタデータはコードの実行の一部として登録されます。ただし、テーブルメタデータ(列なし)がアプリケーション内にキャッシュされるため、すぐに列がデータビルダに表示されなくなることがあります。
コードのロックを解除する前に一度もクエリを保存していなかった場合は、クエリの実行時に空の列を受け取ります。コードのロックを解除する前に、クエリを保存したことを確認します。

入力および出力ライブラリ

コードのロックを解除して手動編集を行う場合、テーブルで使用するライブラリを指定する必要があります。これを行うにはLIBNAMEステートメントを使用します。コードのロックを解除して手動編集を行う前にテーブルをワークスペースにドラッグアンドドロップすると、それらのテーブルのLIBNAMEステートメントが自動的に含められます。

カスタムコードの検証

前処理ビューまたは後処理ビューでSASステートメントを入力した場合、クエリの検証ボタンをクリックすると、それらのステートメントは検証されません。
すべてのコードビューでコードのロックを解除した場合、クエリの検証ボタンは無効になります。カスタマイズされたコードは検証できません。
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最終更新: 2019/12/12