前のページ|次のページ

SAS LASR Analytic Serverライブラリの使用

デフォルトライブラリ

インストール時に、SAS Deployment WizardはSAS LASR Analytic Server用の事前定義ライブラリを登録します。このライブラリは、SASフォルダツリーで使用するために提供されるものであり、/Shared Data/SAS Visual Analytics/Public/Visual Analytics Public LASRに配置されます。
このライブラリは、データアクセスを保護するために、非常に制限された制約を持つ汎用ライブラリとして意図的に構成されています。

入力ライブラリ

SAS LASR Analytic Serverテーブルをデータクエリ用の入力テーブルとして選択する際、テーブルのサイズが大きい場合には次の点に注意してください。テーブルのサイズが大きくない場合、同テーブルを入力として使用する際に特に注意する点はありません。
サイズの大きなSAS LASR Analytic Serverテーブルを入力テーブルとして使用する場合の注意点は次のとおりです。
  • 集計や結合を使用しない場合、WHERE句はサーバーによりメモリ内で処理されます。必要な行のみを使用するために、Whereタブ上でフィルタを指定します。
  • データクエリ(データをサーバーからSAS Workspace Serverへと転送した後で結合を実施するもの)を使用するかわりに、LASRスタースキーマを作成できます。LASRスタースキーマは、他のIn-Memoryテーブルとのメモリ内での結合を実施します。

出力ライブラリ

SAS LASR Analytic Serverライブラリは、デフォルトの出力ライブラリとして初期設定されます。データクエリを実行する場合、ビジュアル探索結果の探索をクリックすることで、
プロパティタブ上のデータを追加チェックボックスをオンにすると、行をインメモリテーブルに追加できます。ただし、SASHDATライブラリをステージングライブラリとして使用する場合には、このオプションは使用できません。そのかわりに、データクエリを使用して行を追加した後、インメモリテーブルを SASHDAT テーブルとして保存できます。
前のページ|次のページ|ページの先頭へ
最終更新: 2019/12/17