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SAS LASR Analytic Serverについて

概要

SAS LASR Analytic Serverは、In-Memoryデータに複数のユーザーが安全な同時アクセスを行えるようにする分析プラットフォームです。クライアント要求を非常に高速に処理するハイパフォーマンスなマルチスレッド方式の分析コードによって、このサーバーでは、ビジネスアナリストが簡単にデータを探索し、関係を検出できます。このサーバーでは大きなデータと小さいデータセットの両方を扱えます。詳細については、SAS LASR Analytic Server: Reference Guideを参照してください。

分散と非分散

SAS LASR Analytic Serverサーバーは、分散モードまたは非分散モードで実行できます。
  • 分散SAS LASR Analytic Serverは、1つのシャーシ内の複数のブレード上で実行されます。
  • 非分散SAS LASR Analytic Serverは単一のマシンで実行されます。分散サーバーで利用可能なIn-Memory分析機能はすべて、非分散サーバーでも利用できます。非分散サーバーは、メモリゲージ、リソースモニタタブ、プロセスモニタタブをサポートしません。

非分散サーバーの依存関係

管理者がクリックまたは自動起動の使用によって非分散サーバーを対話的に開始した場合、追加のSASコンポーネントが2つ使用されます。
  • SAS中間層のジョブ実行サービス。
  • サーバー層のSAS Object Spawner。
これら2つのコンポーネントは、サーバー層のワークスペースサーバーを開始するために使用されます。ワークスペースサーバーは、非分散サーバーを開始するコードをサブミットし、実行中のままになります。
実行シーケンスによって、SAS LASR Analytic Server、中間層、およびSAS Object Spawnerの間に依存関係が生まれます。次のいずれかが停止または再起動された場合、非分散サーバーは停止するか、応答しなくなる可能性があります。
  • SAS Web Application Server (SASServern_m)
  • SAS Web Application Server上のジョブ実行サービスの関連インスタンス
  • SAS Object Spawner
ヒント
自動ロードを実行するように構成されたサーバーは、ジョブ実行サービスやSAS Object Spawnerに依存しません。
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最終更新: 2018/10/24