XML Engineは、複数の方法を使用して、ファイル参照名により参照されるXMLドキュメントにアクセスできます。URLアクセス方式を使用してファイル参照名を参照する場合にも、XMLMapを指定する必要があります。XMLMapを指定することにより、XML
Engineが単一パスでXMLドキュメントを処理できるようになります。XMLMapを指定しない場合、XML Engineは二重パスでXMLドキュメントを処理します。
次の例では、URLアクセス方式を使用してファイル参照名を参照することにより、XMLドキュメントにアクセスする方法を示します。
filename nhl url 'http://www.a.com/Nhl.xml'; 1
filename map 'C:\My Documents\XML\Nhl.map'; 2
libname nhl xml xmlmap=map; 3
proc copy indd=nhl outdd=work; 4
select nhl;
run;
1 |
最初のFILENAMEステートメントは、URLアクセス方式を使用して、ファイル参照名NHLをXMLドキュメントに割り当てます。 |
2 |
2番目のFILENAMEステートメントは、ファイル参照名MAPを、NHL.mapという名前のXMLMapファイルの物理的な場所に割り当てます。 |
3 |
このLIBNAMEステートメントは、エンジンとしてXML Engineを指定した上でファイル参照名NHLを使用してXMLドキュメントを参照し、さらにファイル参照名MAPを使用してXMLMapファイルを参照しています。 |
4 |
COPYプロシジャでXMLドキュメントを読み込み、その内容を一時SASデータセットとして出力します。URLアクセス方式を使用する場合、COPYプロシジャかDATAステップのどちらかを使用してSASデータセットを作成するステップを含める必要があります。 |